鎌倉 (旧鎌倉郡) の歴史を訪ねて    
       散在ガ池森林公園 (鎌倉湖)      鎌倉        
      
    
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   鎌倉、JR大船駅の南東方向の谷あいに散在ガ池(さんざいがいけ)があります。散在ガ池は明治初期に造られた農業用水池で鎌倉湖(かまくらこ)ともよばれています。また散在ガ池とまわりの森林は、市民の憩いの場として、また自然観察の場として整備され散在ガ池森林公園(さんざいがいけしんりんこうえん)となりました。園地内には散策路も整備されています。

 

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  散在ガ池 森林公園 (鎌倉湖) 周辺
 


<< アプローチ >> 
 
  (JR大船駅(東口)より)  
<公園北口へ>
 JR大船駅東口から、江ノ電バス「鎌倉湖畔循環」 にて 「今泉不動」バス停下車 徒歩およそ3分

<公園南口へ>
 JR大船駅東口から、江ノ電バス「鎌倉湖畔循環」 にて 「半僧坊下」バス停下車 徒歩およそ5分
 


  (JR北鎌倉駅より)  
<公園南口へ> 
 JR北鎌倉駅より明月谷を経て (おもに上りさか)徒歩およそ35分 、
 (逆方向で)公園南口からJR北鎌倉駅は、(おもに下りさかで)徒歩およそ25分


 (※ (注)  付近に一般の車が駐車できる駐車場はありません)   
 

    (付近の略地図は   大船から今泉方面 周辺 略地図  のページへ)
 

<< 公園利用について >> 
 
<開園時間>
 午前8:30 ー 午後5:15

<休館日>
 12月29日 ー 1月3日

<入園料>
 無料
 


 




   散在ガ池森林公園 (さんざいがいけしんりんこうえん)   鎌倉          

 散在ガ池森林公園は、JR大船駅の南東、砂押川(すなおしがわ)上流の谷あいにあります。散在ガ池(さんざいがいけ)とその周りの森林を含む一帯が風致公園として整備され、昭和57年に開園しました。現在、市民のいこいの場、自然観察の場となっています。
 散在ガ池は砂押川に流れ込む沢を堰き止めて造られた農業用水池です。昔から、大船、岩瀬の一帯は水田が広がっていましたが、雨の少ないときは水不足になやまされ水争いも起きたといいます。そこで散在ガ池が造られました。江戸期末に計画され、明治二年(1869)頃造成が完了したといいます。その頃の池は小さく、のち昭和の中頃に造成しなおしたといいます。その後、観光用に「鎌倉湖(かまくらこ)」という呼び名もつけられました。
 池は過去には水の事故もあり危険な池とされています。山の斜面が急傾斜で水面に落ち込んでいて、水深も急に深くなっていて水温の変化も大きいといいます。築堤のあたりの広場も柵があり水辺のま近くには近寄れません。水遊びなどはできません。また、子どもがむやみに近づかないようにするためか、子どもが(池の主、池の精など?に)水に引き込まれ亡くなったというような伝説も伝えられています。
 園地内は水源地帯の谷あいの傾斜地にあり、高低差もかなりあります。池のまわりの森林は山の傾斜地にあり落葉広葉樹の種類が多く野鳥も多く見ることができます。名前のつけられた散策路(ハイキングコース)が4コース整備されていて、それぞれ「せせらぎの小径」「馬の背の小径」「パノラマの小径」「のんびり小径」と名前がつけられています。なお園地内はコース(散策路)外の山林への立ち入りは出来ません。
 散ガヶ池の堰の近くに公園管理事務所(職員は非常駐)があり、トイレの利用ができます。
 公園の出入り口は2ヶ所で、標高が低い北口は砂押川の川べり近くにあり、標高の高い南口は今泉台の住宅地との境にあります。
  

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池 (散在ガ池森林公園) 散在ガ池 (散在ガ池森林公園) 散在ガ池と散在ガ池森林公園管理事務所  
 

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園 散在ガ池 散在ガ池と公園管理事務所  
 

<<公園北口 散在ガ池湖畔へ>>
 公園北口は、園地の中の標高の低いところ、砂押川の川沿いから程近いところにあります。大船方面から来て、「今泉不動」バス停の先の交差点を右手の道(今泉台方面)へ入って100mほどの右手鉄柵の門があるところです。門の前には車止めの支柱があり、一般の車両は入ることができません。
 門を入り、舗装された道を下り30mほどで右手に案内標識があります。そこから右手の谷に向かって樹林の中を小径が下りています。この小径が「せせらぎの小径」です。
 案内標識には、右方向に「せせらぎの小径 約250m」、道なり方向に「管理事務所 約180m」とあります。
 道なりに進むと、やがて散在ガ池の湖畔築堤付近に出ます。左手には公園管理事務所が見えます。
 上流に向かって湖畔の右側を行くと「馬の背の小径」、左側を行くと「のんびり小径」をたどることになります。
  

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園北口 散在ガ池森林公園北口前 砂押川方面 散在ガ池森林公園 「せせらぎの小径」分岐  
 

<<公園南口 散策路へ>>
 公園南口は、園地内の比較的標高の高いところの今泉台の住宅地との境にあります。「半僧坊下」バス停(JR大船駅から江ノ電バス「鎌倉湖畔循環」にて)までは100mほどです。南方向に天園ハイキングコースがあり、天園ハイキングコースの今泉台6丁目公園入口までは住宅地内を歩いて300mほど、今泉台4丁目入口までは500mほどです。住宅地内を東方向に1000mほど進むと六国見山の登山口に行くことができます。東方向に進み明月谷の道を下りていくと北鎌倉方面に至ります。JR北鎌倉駅までは25分ほどです。逆に上ってくる場合は35分くらいはかかるでしょう。
 公園南口から園地に入り、階段の道を上ります。上りきったあたりで左に「パノラマの小径」が分岐します。案内標識もあります。その先、下りになった道を進むとすぐに鞍部になりまた道が分岐します。道なり方向の尾根筋の道が「馬の背の小径」、右方向に下っていく道が「のんびり小径」です。ここにも案内標識があり、道なり方向に「馬の背の小径 約700m」、右方向に「のんびり小径 約800m」とあります。
  

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園南口 散在ガ池森林公園「パノラマの小径」分岐 散在ガ池森林公園「馬の背の小径」「のんびり小径」分岐  
 

<<せせらぎの小径>>
 公園北口より入り、舗装された下り坂の道を30mほど進むと右手に案内標識があり分岐になります。案内標識には、右方向に「せせらぎの小径 約250m」、道なり方向に「管理事務所 約180m」とあります。そこから標識にしたがって右手の谷に向かって下りていきます。樹林の中、急ざかを下りると、谷底の沢沿いの道になりせせらぎの音を聞きながら進むようになります。道は木道が整備され歩きやすいです。あたりは沢沿いの水辺の湿地帯で短い距離ですが深山のゆうすい境のようです。やがて道は上りになり、上りきると先ほどの公園北口からの道に合流します。すぐ先が散在ガ池の湖畔です。
 
  

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園 「せせらぎの小径」へ 散在ガ池森林公園 「せせらぎの小径」 散在ガ池森林公園 「せせらぎの小径」  
 

<<馬の背の小径>>
 散在ガ池湖畔より公園南口方面へ向かう場合、池の西岸を湖面を左に進むようになります。築堤付近の広場をすぎると尾根筋の急な上り道になります。左側は散在ガ池のある谷です。右側の谷はかつて石切場だったといいます。今はどちらの谷も樹木に被われています。
 急坂を上りきると、小さな上り下りを繰り返しその先で左から「のんびり小径」が合流します。左へ「のんびり小径」を行けば、池の東側を進み湖畔の築堤付近へ戻ることができます。そのまま道なりに進めば「公園南口」「パノラマの小径」へ向かうことができます。
  

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園 「馬の背の小径」 散在ガ池森林公園 「馬の背の小径」  
 

<<のんびり小径>>
 公園南口付近の「馬の背の小径」との分岐から「のんびり小径」を進み、湖畔を目指します。
 分岐からは急な下りさかを下りますが、すぐに緩い下り道になりそれが湖畔まで続きます。道は急傾斜の山腹をまいてつけられていて、途中、岩場を横ぎったり、桟道があったりして変化があります。整備されていて歩きやすくのんびり歩けます。やがて、道幅が広くなり、左手に湖畔にある公園管理事務所が見えてきます。そのすぐ先が湖畔側の「馬の背の小径」との分岐です。
  

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園 「のんびり小径」 散在ガ池森林公園 「のんびり小径」 散在ガ池森林公園 「のんびり小径」  
 

散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像 散在ガ池森林公園 画像  
散在ガ池森林公園 「のんびり小径」 散在ガ池森林公園 「のんびり小径」 散在ガ池森林公園 「のんびり小径」  
 


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