鎌倉 (旧鎌倉郡) の歴史を訪ねて    
    六国見山 ハイキングコース        鎌倉      
            
    
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   JR大船駅の東、JR北鎌倉駅の北に六国見山(ろっこくけんざん;標高147m)があります。 山上から相模(さがみ)の国・伊豆(いず)の国・武蔵(むさし)の国・安房(あわ)の国・上総(かずさ)の国・下総(しもうさ)の国の六つの国を見渡せることから六国見山と呼ばれています。
 六国見山周辺は六国見山森林公園として、登山道、ハイキングコース等が整備されています。

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  << アプローチ と 行程>>    
   高野台の六国見山森林公園南口広場から上り六国見山山頂を踏み、明月谷からJR北鎌倉駅まで歩くことにします。

(六国見山森林公園南口広場まで)
 ・JR大船駅より 徒歩約40分
 ・JR北鎌倉駅より 徒歩約20分
 ・JR大船駅より バス約10分(高野台行 大船高校前バス停下車) 大船高校前バス停より 徒歩約10分

(六国見山森林公園南口広場 より JR北鎌倉駅まで (のんびり歩いて1時間ほど))
 六国見山森林公園南口広場〜(およそ200m)〜展望広場山頂〜(およそ80m)〜稚児の墓(児塚)〜(およそ200m)〜六国見山山頂(三角点)〜(およそ200m)〜高野台の六国見山入り口〜(およそ200m)〜明月谷の分岐〜(およそ1km)〜JR北鎌倉駅 
  

    (付近の略地図は   大船から今泉方面 周辺 略地図  のページへ)
 



   六国見山(ろっこくけんざん) ハイキングコース        (鎌倉市)       

<<六国見山とハイキングコースの概要について>>
 JR大船駅の東、JR北鎌倉駅の北に六国見山(ろっこくけんざん;標高147m)があります。山上から相模(さがみ)の国・伊豆(いず)の国・武蔵(むさし)の国・安房(あわ)の国・上総(かずさ)の国・下総(しもうさ)の国の六つの国を見渡せることから六国見山と呼ばれています。六国見山周辺は六国見山森林公園として、登山道、ハイキングコース等が整備されています。入り口(登山口)は何ヶ所かあります。入り口から森林公園内の上り坂を上っていくと展望広場に至ります。展望広場には塚(富士塚でもある)が築いてあり、その山頂が六国が見渡せるという場所で眺望がよいです。なお六国見山山頂の三角点が設置されている箇所はここからさらに尾根道を東側に250mほど行ったところです。こちらは樹木に被われ展望はありません。

 ここでは、展望広場山頂へ最短で行ける高野台の「南口広場」から展望広場山頂を目指すことにします。そして、そこから南東方向へのびる尾根をたどり三角点のある六国見山山頂を踏み明月谷へ下りるコースを歩くことにします。
    
       
高野台 画像 高野台 画像 高野台 画像  
北鎌倉から高野台へ  北鎌倉から高野台へ 高野台自治会館前から高野台へ  
 
     

<<「六国見山森林公園南口広場」(六国見山の登山口)まで>>
 高野台の「六国見山森林公園南口広場」から六国見山を目指します。そこに至る道順を以下に三通りを紹介します。

◯ JR大船駅から徒歩で (徒歩 約40分)
 JR大船駅東口を出て、常楽寺、多聞院、長窪の切通を経て、高野台自治会館前まで来ます。
  {常楽寺までは   粟船山 常楽寺   を参照}
  {多聞院、長窪の切通は    多聞院 と 熊野神社 長窪の切通  を参照}
 高野台自治会館前のバスの通る上り坂の道を100mほど進むと道は左に急カーブします。そのカーブのところの交差点を右折し右手の道に入ります。そこから30mほどの所で右に細い道が分岐します。この道をたどるとJR北鎌倉駅方面に向かうことができます。JR北鎌倉方面からはこの道を来ることになります。ここは直進します。さらに100mほど進むと道は左にカーブします。さらに50mほど進むと道は十字路の分岐になります。左方向は高野台のバス道の大船高校前付近に出ます。バスを利用して来た場合は、この道を来ることになります。十字路を直進し50mほどでT字の交差点に出ます。右に折れ20mほど進むと道は左に折れます。そこから150mほど進むと「六国見山森林公園南口広場」に着きます。

◯ JR大船駅から路線バスで  (乗車約10分、下車後徒歩約10分)
 JR大船駅東口から「高野台」行 バス停「大船高校前」下車 
 バス停「大船高校前」で下車し、バス道を大船方向に50mほど戻り、左折し左に分岐する道に入り200mほど進み、十字路を左に曲がります。ここで右から上ってくる道は、JR大船駅から徒歩で来た場合、またJR北鎌倉駅から徒歩で来た場合はここを来ることになります。十字路を左折し50mほどでT字の交差点に出ます。右に折れ20mほど進むと道は左カーブします。そこから150mほど進むと「六国見山森林公園南口広場」に着きます。

◯ JR北鎌倉駅から徒歩で  (徒歩約20分)
 JR北鎌倉駅前から主要地方道「21号横浜鎌倉線」を大船駅方面へ400mほど進み交差点を右の狭い道へ入ります(※注 北鎌倉駅ホーム沿い円覚寺側の道は洞門崩落の危険から通行禁止になっています。)。踏切を渡り上り坂を進むと道は階段になり上ると分岐のある踊り場に出ます。分岐で左手の階段を下りる道は高野台自治会館へ向かいます。なお踊り場を直進し、階段を上りさらに100mほど狭い道を進むとT字にやや広い道にでます。この道は左方向へ進むと30mほどで高野台のバス道に出ます。高野台自治会館方面から来た場合はこの道を来ることになります。ここは右へ折れ100mほど進むと道は左にカーブします。さらに50mほど進むと道は十字路の分岐になります。左方向は高野台のバス道の大船高校前付近に出ます。バスを利用して来た場合は、この道を来ることになります。十字路を直進し50mほどでT字の交差点に出ます。右に折れ20mほど進むと道は左に折れます。そこから150mほど進むと「六国見山森林公園南口広場」に着きます。
    
       
六国見山 画像 六国見山 画像 六国見山 画像  
六国見山森林公園南口広場 六国見山森林公園南口広場 六国見山森林公園南口広場からの上り  
 
     

<<「六国見山森林公園南口広場」(六国見山の登山口)から 展望広場山頂へ>>
 高野台の「六国見山森林公園南口広場」から土留めの階段の道を上ります。200m余りの急な上りをのぼると樹木が開け展望広場に出ます。中央には盛土された塚(富士塚)が築かれていて、その上が展望広場の山頂になります。ここが六国(相模(さがみ)の国・伊豆(いず)の国・武蔵(むさし)の国・安房(あわ)の国・上総(かずさ)の国・下総(しもうさ)の国)を見渡せるという場所です。眺望はよいのですが現在は樹木もあり一部方向の視界は遮られています。山頂には、浅間大神の石碑(明治28年(1895)建立)、その前に折れ崩れた小御嶽大神の石碑(明治44年(1911)建立)が建ちます。

 展望広場から3方向へ道がのびています。西方向の道は上って来た「南口広場」へ下りる道。北方向の道を行くと高野台バス停のあるロータリー付近へ出ます。南東方向の道は六国見山山頂(三角点のある)を経て今泉台へ向かいます。
    
       
六国見山 画像 六国見山 画像 六国見山 画像  
六国見山展望広場山頂 六国見山展望広場山頂 六国見山展望広場山頂  
 
     
       
六国見山 画像 六国見山 画像 六国見山 画像  
六国見山展望広場山頂からの眺望 六国見山展望広場山頂からの眺望 六国見山展望広場山頂からの眺望  
東方向(横浜方面)   
北西方向(大船・藤沢方面)   南西方向(鎌倉・逗子方面)   


<<展望広場から稚児の墓(ちごのはか)(児塚)、六国見山山頂(三角点のある)を経て今泉台へ>>
 展望広場から南東方向に緩い下り坂を進みます。80mほど進んだ平地に「稚児の墓(ちごのはか)」、「児塚(ちごづか)」ともいわれる石塔が建っています。宝篋印塔(ほうきょういんとう)の部分々を組み重ねたもののようです。由比の長者染屋太郎大夫時忠(そめやたろうだゆうときただ)の児の墓と伝えられています。
 起伏の少ない道を進むと、道の中央に三角点の石標があります。六国見山山頂(三角点のある)です。そのすぐ先の道端にブロックが一片置かれていてそこに「六国見山」と書かれています。樹木に被われた道で視界はありません。
 その先、道は左、右と分岐がありますが、そのまま道なりに進みます。下り坂が急になり住宅脇の住宅地道路に出ます。下りてきた山道の上り口には小さな木の標識があり「至 六国見山」とあります。逆方向から来た場合分かりにくいでしょう。この場所は今泉台の端で道路をそのまま進むと今泉台の住宅地方向に行きます。そしてさらにその先、散在ガ池森林公園や天園ハイキングコース(今泉台4丁目入り口、今泉台6丁目公園入り口 等)へ向かうことができます。明月谷へ下りるには、その今泉台住宅に向かう道を50mほど進み道が下り坂から上り坂に変わるあたりで右手に分岐する道に入ります。

<<稚児の墓(ちごのはか;児塚(ちごづか))と染屋太郎大夫時忠(そめやたろうだゆうときただ)について>>
 由比の長者染屋太郎大夫時忠(そめやたろうだゆうときただ)の児の墓と伝えられています。
 染屋太郎大夫時忠は、文武天皇(697〜707)のころから神亀年中(聖武天皇のころ;724〜729)のころ鎌倉に住んでいて、関東八ヶ国の総追捕使(そうついぶし;朝廷から各国に派遣された官人)になって東国を治めたと伝えられています。詳細は不明です。
 染屋時忠の愛児が三歳の時、鷲にさらわれ行方が分からず、夫妻は道に骨や肉片が落ちてきた場所ごとに我が子の骨肉かと思い供養のために石塔を建てたという伝説があります。石塔はかつては鎌倉内に七ヶ所ほどあったといいます。由比ヶ浜大通りに「塔の辻」という名が残る所がありますが、そこがその一つを伝えられています。
 江ノ電由比ヶ浜駅近くの由比ヶ浜大通り近くに、染屋太郎大夫時忠邸阯の石碑が建ちます。
    
       
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六国見山 稚児の墓(児塚) 六国見山山頂(三角点) 六国見山山頂(三角点のある)  
 
     

<<明月谷から 北鎌倉へ>>
 今泉台の端にあるの六国見山の上り口から、今泉台住宅地内に向かう道を50mほど進み道が下り坂から上り坂に変わるあたりで右手に分岐する道に入ります。道はその先で左に急カーブし、その右手に数段の階段がありその先に歩道が続いてあります。階段を下り、その歩道をゆっくり下りながらすすむと傾斜が急になり階段の道になります。階段を下りきると、住宅脇の舗装道路に出ます。急な下り坂を下りると明月谷沿いの道に出ます。分岐はT字路で、右が北鎌倉方向で、左が今泉台方向です。右に進み北鎌倉方面へ向かいます。なお100mほどのところで左に天園ハイキングコースに向かう道が分岐しますので、そちらに向かうのもよいでしょう。
    
       
六国見山 画像 六国見山 画像 六国見山 画像  
六国見山への上り口 今泉台 明月谷から今泉台の六国見山への上り口へ向かう 明月谷から今泉台の六国見山への上り口へ向かう  
 
     

       
明月谷 画像 明月谷 画像 明月谷 画像  
明月谷から六国見山へ 分岐を上り坂の道に入る 天園ハイキングコース明月谷の入り口へ向かう分岐  明月谷を北鎌倉へ向かう  
 
     

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