鎌倉 (旧鎌倉郡) の歴史を訪ねて    
    鎌倉    浄智寺  鎌倉五山 第四位           
   曇華殿 鐘楼門 甘露の井 鎌倉三十三ヶ所第三十一番札所 布袋尊   
    
welcome
    

   浄智寺は,鎌倉五山の第四位にある名刹です。
 総門前の甘露の井,楼上に鐘楼をもつ鐘楼門,雲華殿など,見所がいくつもあります。

     もどる     すすむ    鎌倉と鎌倉郡の歴史 indexへ     


  北鎌倉 周辺
 
 
 
<< アプローチ >> 
 

     JR北鎌倉駅 より およそ 500m   
      JR北鎌倉駅から鎌倉方面に向かって横須賀線線路の右側を進みます。踏み切りの少し手前を右に入ります。すぐに浄智寺の総門が見えてきます。
 この道は浄智寺の前を抜け葛ヶ原・源氏山へ向かうハイキングコースになります。

 
     
    
 



金峰山 浄智寺(じょうちじ)    鎌倉        
    
   弘安6年(1283),北条時頼(ときより;鎌倉幕府第5代執権)の三男 宗政(むねまさ)の菩提を弔うために創建されました。開基は宗政夫人・幼少の師時(もろとき)親子,開山は宋僧兀菴普寧(ごったんふねい)・大休正念(だいきゅうしょうねん),日本僧南州宏海(なんしゅうこうかい)の3人の禅師です。
 最盛期には,七堂伽藍が並び塔頭(たっちゅう)11院を数えたといいます。大正の関東大震災で被災し多くを失いました。現在の建物はその後再建されたものです。

(※お断り--右の写真の門,太鼓橋の前の門を”総門”としましたが,資料によっては”山門”または”三門”と記してあります。)
浄智寺 画像
浄智寺    総門
 
  甘露の井 画像
浄智寺    甘露の井
 
   <<甘露の井(かんろのい)>>
 総門前の太鼓橋の左側に鎌倉十井の1つ”甘露の井”があります。
 湧いた水が細い筒を通って池に落ちるようになっています。
 
<<鐘楼門へ>>
 総門を入ると,木々の囲まれた石段の上に中国風の鐘楼門が見えます。これは,上層に梵鐘をつるす珍しい様式の門です。山門でもあります。

<<曇華殿(どんげでん;仏殿)へ>>
 鐘楼門をすぎると右手に仏殿である曇華殿をみます。
 正面の額に”曇華殿”とあります。
 三世仏坐像が安置されております。室町時代の作の阿弥陀・釈迦・弥勒の三世仏坐像は過去・現在・未来を意味します。

<<観音菩薩,鎌倉三十三ヶ所札所本尊>>
 曇華殿には聖観音菩薩像も安置されています。  観音霊場めぐり鎌倉三十三ヶ所の第三十一番札所本尊です。

<<書院へ>>
 本堂(曇華殿)裏手に書院があります。本堂の左側から回り込むようにいきます。茅葺の素朴な造りの書院とその前に広がる庭園を観ることができます。
 本堂前からこのあたりは,ビャクシン,コウヤマキなどの古木があり,またアヤメや梅などが季節には花をつけ,風情を演出します。木々や花にも思いを向けて散策するのがよいでしょう。
  

浄智寺 鐘楼門画像 浄智寺 曇華殿 画像 浄智寺 書院 画像
浄智寺 鐘楼門 浄智寺 曇華殿 浄智寺 書院  
 
     

<<布袋尊 ;(鎌倉江ノ島七福神めぐり)>>
 散策路は書院・庫裏の周りを回って庫裏の前で布袋尊への参拝路が分岐します。その路をたどるとやぐらの中に笑顔でたたずむ布袋尊を見ることができます。
 鎌倉江ノ島七福神の一つです。
     浄智寺 布袋尊 画像
浄智寺  布袋尊  
 

     もどる     すすむ   鎌倉と鎌倉郡の歴史 indexへ   このページの 上へ