鎌倉 (旧鎌倉郡) の歴史を訪ねて    
    鎌倉    安養院              
   北条正子の墓 坂東三十三ヶ所 第三番札所 鎌倉三十三ヶ所 第三番札所   
    
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   ツツジの植え込みがあり,季節には見事に咲き誇り”花の寺”として知られています。
 本堂裏には,鎌倉最古といわれる宝篋印塔とその側に北条正子の墓といわれる宝篋印塔があります。
 また,観世音霊場 坂東三十三ヶ所,鎌倉三十三ヶ所の札所であり,昔から多くの巡礼の方が訪れています。

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  鎌倉 大町 周辺
 
 
  << コース と アプローチ >>    
    JR鎌倉駅から,小町大路から大町四ツ角を経て歩いて訪れることができます。
 またJR鎌倉駅よりバス便を利用することもできます。
 
         ○ JR鎌倉駅より京急バス  [大町四ツ角]バス停 又は [名越]バス停 下車
  << 行き先 >>
     ・新逗子駅(名越・長勝寺・緑ヶ丘入口・逗子駅経由)
     ・緑ヶ丘入口(名越・長勝寺経由)
 



 祇園山 安養院(あんよういん)    鎌倉        
    
 北条正子が頼朝の菩提をともらうために、嘉禄元年(1225)に笹目ヶ谷(ささめがやつ)に願行(がんぎょう)を開山に創建した祇園山 長楽寺が元です。北条泰時のとき北条正子の法号にちなみ安養院 長楽寺となりました。
 安養院は、新田義貞の鎌倉攻めで焼失し,大町にあった善道寺(ぜんどうじ)跡に移りましたが,その後も延宝八年(1680)に全焼しました。その再建のとき比企ヶ谷の田代観音堂を境内に移しました。それが田代観音です。
 観音堂はもと白花山普門院と号していました。頼朝に使えていた田代信綱が建立したものです。
     安養院 画像
安養院    
 

   本堂には,本尊の阿弥陀如来坐像とその後ろに千手観音立像(田代観音)が安置されています。
 札所本尊の千手観音立像(田代観音)は,胎内に田代信綱の守本尊竜樹筆千手観音画像が納められています。
 観世音霊場で坂東三十三ヶ所の第三番札所,鎌倉三十三ヶ所の第三番札所になっています。
安養院 本堂 画像
安養院    本堂
 
  安養院 槙(まき)の古木 画像
安養院    槙(まき)の古木
 
   <<槙の古木>>
 本堂のまえ左手に,樹齢700年といわれる槙(まき)の古木が植えられています。
 善道寺開山の尊観上人が自ら植えたと伝えられています。
 
  <<宝篋印塔>>
 宝篋印塔(写真−右)は 善道寺開山の尊観上人供養塔です。
 徳治3年に建てられた鎌倉で最古の石塔です。国の重要文化財に指定されています。
安養院 宝篋印等 画像
安養院    宝篋印塔
 
  安養院 北条正子供養塔 画像
安養院    北条正子 供養塔
 
   <<北条正子の供養塔>>
 たて看板(説明板)の左にある石塔(写真−左)は”北条正子の供養塔”といわれています。
 その左にある,小さな石塔は”二位ノ尼”のものです。
 

<<身代わり地蔵>>
 境内に”身代わり地蔵があります。横になって布団に入っているような形で,珍しい姿の地蔵像です。

     安養院 身代わり地蔵 画像
安養院 身代わり地蔵    
 

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